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以上までの前提条件に従い、各ケースに関する更新建造を予測した場合、以下のようになる。
《ケース?@の新造需要》
隻数の増減や吊り能力の変化がなく、ともに現状と同条件のスクラップ&ビルドが生じるとした場合、隻数並びに標準吊り能力・DWTをもとにした今後の新造需要規模は次のようになる。
例:更新前50トン未満の吊り能力→更新後も50トン未満(標準吊り能力25トン、DWT400トンで換算)

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《ケース?Aの新造需要》
更新に際して、スクラップ隻数分をそのまま新造する。それとともに、吊り能力もワンランクアップすることを想定した場合、新造需要は以下のようになる。
例:更新前は50トン未満の吊り能力→更新後は50〜99トンクラスに吊り能力アップ、従って、標準吊り能力である75トン吊り、DWT700トンに更新すると仮定するもの)。

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《ケース?Bの新造需要》
更新に際しては、吊り能力がワンランクアップするが、同時に、2隻のうち1隻は減船される(従って、更新率50%となる)。結果として隻数が半分にまで減少することを想定した場合、新造需要は以下のようになる。

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